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オレンジクラウンのヘリカル加工

FM-Aシャーシのクラウンギアには、オレンジクラウンのみ使用可能である。

 

FM-Aシャーシはフロントモーターシャーシであるので、リアモーターシャーシとギアの回転方向が異なる。

 

そのため、リアモーターシャーシの回転方向に適した形状のピンククラウンギアは、逆回転では適さない形状となる。

 

公認競技会では駆動用ギヤは定められた組合せで使用することが必要とあり、FM-Aシャーシで使用するクラウンギアはオレンジクラウンを使用することが定められている。

 

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ピンククラウンは、歯が斜めに配置されており、この形状がヘリカル(螺旋)と呼ばれている。

 

ヘリカルであるほうが、噛み合いがスムーズで駆動力のロストが少ないのだと思われる。

 

一方、オレンジクラウンは、ギアの中心に向かって歯がまっすぐある。そのため、逆回転でも逆らわない噛み合いとなる。

 

フロントモーターシャーシに適したピンククラウンとは逆向きのヘリカル状のクラウンギアがあれば良いのだが、現状では用意されていない。

 

噛み合いがスムーズとなるように、歯の内側を斜めに削る加工が主流である。接触面積が減るためスムーズとなるのだと思われる。

 

ピンククラウンの歯の山の頂点は点であり、オレンジクラウンの歯の山の頂点は線である。この頂点が点に近いほうがスムーズであるようだ。

 

その方法は取らず、今回はピンククラウンのように歯を斜めに加工することに挑戦した。

 

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ピンククラウンと同じ角度にデザインナイフで歯を切削する。全ての歯に対し、同じ角度で同じ量を心がけて切削した。

 

真ん中が加工後のギアである。なかなか上手く作れたと思う。

 

今回は、RM-A化のため、フロントモーターシャーシと同じ回転方向のオレンジクラウンの作成を行った。そのためピンククラウンと歯の向きを同じ方向で加工した。

 

FMシャーシの場合は、ピンククラウンと鏡写しとなるよう歯の向きを逆の方向で加工する必要があるので注意である。

 

その他、FM-Aシャーシでは、オレンジクラウンの背中がシャーシに接触するため、すり鉢状に加工した。

 

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リューターに六角シャフトを取り付けて、回転するクラウンにヤスリをあてて削り込んだ。熱くなると溶けるので注意である。

 

ワークマシンでもこの加工は可能だ。

 

スパーギアについても、接触面積を減らすように加工した。

 

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ヤスリで削るのではなく、これもデザインナイフで歯を一つ一つ切削した。

 

回転するギアをヤスリで削るのとは異なり、バリが出ない点がオススメである。

 

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