FM-Aシャーシとは、エアロデザインを取り入れたフロントモーターレイアウトのシャーシ。重心が車体のフロントよりにあるのでアップダウンが多いコースでも安定感のある走りが可能。
そのFM-Aシャーシをリアモーター化するとどうなるか?
試した方は少ないようである。検索して探したところ、正転FM-Aより遅いという結果と、今までのどのマシンよりも速いという結果の両極の大変貴重な意見が見られた。
RM-A(リアモーターFM-A)を製作したい。
製作したい気持ちとともに、ARシャーシが存在するのであるから、RM-Aの存在意義とは何であろうか?という疑問が浮かぶ。
また、リアモーターシャーシは数多くあるため、わざわざFM-Aシャーシを逆転してリアモーター化することに意味はあるのか?
多く同士がこの疑問に阻まれ、製作する意欲を失ったことであろう。
だが、意味がないことなどこの世に存在しないはず。
FM-Aシャーシをリアモーター化することは実に酔狂で歌舞いているではないか!
そこでまずはRM-A化のメリット・デメリットを考えてみようと思う。
RM-A化のメリット
FM-Aシャーシはリアバンパーを切断せずとも取り外せる仕様である。つまり、RM化するとフロントのバンパーカットを省けるメリットがある。
FM-Aシャーシは個人的な感想では、加工せずとも精度の高いシャーシである。他のリアモーターシャーシと比べて、加工せずとも高い精度の駆動力が得られると思う。
シャーシの登場の新しさであると、リアモーターシャーシのARシャーシで十分という判断になるが、電池の交換がARシャーシは下面からボディを外さずに取り替えられるのに対し、RM-Aは上面から取り替える点が異なる。
これは一見するとデメリットに思えるが、ARシャーシは電池の上面を覆うようなシャーシ構造となっており、つまり、重心がその分ごく僅かながら高い。その部分は剛性に関わっており、肉抜きで軽くする場合は剛性に影響する問題もある。
RM-Aシャーシは上面を覆うのはバッテリーホルダーであり、剛性に関わらない部分のため肉抜き可能である。また肉抜きせずとも剛性のある部分が下面にあるため低重心で有利である!・・・
サイドバンパーを比べると、ARシャーシの堅牢なサイドバンパーと異なり、FM-Aシャーシのサイドバンパーは薄く、カットが容易である。また、カットしても剛性に影響が無さそうである。
そして特筆すべきは地上高の低さである。
ARシャーシ・・・5mm
FM-Aシャーシ・・・2.5mm
(TAMIYA.com 適合パーツ検索結果より)
その差は2.5mm。ミニ四駆は32分の1スケールモデルなので実車換算すると8cmである。この差は低重心化に大きな影響がありそうだ。
ここまで考えると、十分魅力的に思えてくる。
ただの浪漫のための改造では無さそうである。
RM-A化のデメリット
一方、デメリットも考えたい。
FM-Aシャーシはクラウンギアがオレンジクラウンである。このオレンジクラウンはヘリカル加工されていないため、ピンククラウンに比べて摩擦抵抗が大きいデメリットがある。ここが気になる場合は、加工する必要があるだろう。
先ほど触れたが、ARとは異なり、電池交換が上面からのため、電池交換しにくいデメリットがある。
リアモーター化するとスイッチがシャーシ前面に位置する形となり、モヒカンストレートなどで予期せぬOFFが起こり易いかもしれない。
地上高が低いため、タイヤ径が小さすぎると地上高が1mm以下となり、レギュ違反となる恐れがある。
といったところであろうか。
RM-A化をする価値はあるか?
メリット・デメリットを考えてみたところ、魅力は十分あると感じた。
先人が少ない改造方法であるので、実に興味深い。どんな走りをするのかもこの目で見てみたい。
チャレンジしたいと思う。
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