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マシンの記録2017/12/3|ワイドトレッド、ゆとりペラ、変体フレキ

復帰後、初めてタミヤの公式戦で一次予選を突破できたマシンを記録したいと思う。

 

ミニ四駆グランプリ2017Winter北海道大会

 

12月に開催されたレースであるが、シャトレーゼ・ガトーキングダム サッポロのホテルの屋内で開催されたため、暖かく、リッチな気分が味わえる大会であった。

 

スタート直後に長いストレートがあり、いきなりのデジタルカーブ。スピードが乗った状態で、スロープ上り→バウンシングストレート→スロープ下り、直後にカーブが続く高速レイアウトであった。

 

復帰したばかりの頃に参加した公式戦では、マシンの安定感が無く、予想していないところでコースアウトしていたため、この大会に向けて、マシンの安定感の向上を課題に製作に取り組むことにした。

 

初めて一次予選を突破できた喜びは忘れることができない。

共に戦った今は亡きマシンをご紹介させていただこう。

 

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復帰した際に購入したシャドウシャークがARシャーシであったため、シャーシはARを使用している。

 

モーターは育てる技術が無い為、速度が欲しいので、回転数とトルクの高いパワーダッシュを使用した。正転、逆転をモーターが熱くならないように交互に繰り返し、それなりに慣らしてみた。

 

バウンシングの後の下りスロープが一番の難関と思ったが、スピード勝負と思い、上りスロープで減速させないようノーブレーキで挑んだ。

 

デジタルカーブ対策として、衝撃を吸収するよう、当時発売されたばかりのフロントワイドスライドダンパー2を装備した。

 

バンパーカットを施して1.5mmカーボンでバンパーを作成し、スラダンのカバーの下側を使わずにバンパーに直接載せている。

 

低重心化と軽量化を狙っているが、スラダン用のカーボンのフロントプレートを手に入れられず、レッドのアルミプレートを使用しているため、軽くは無い・・・。

 

フロントのスタビには、二段アルミローラーの上段が効くように、MSシャーシマルチブレーキセットのパーツをネジに取り付けている。

 

ホイールとシャーシの間に注目して欲しい。

 

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トレッドが広いほうがカーブでひっくり返りにくいはずなので、72mmシャフトを使用してスペーサーを入れてワイドトレッドにしている。

 

カーブ内側のタイヤと外側のタイヤの回転差によりワイドトレッドのほうがスピードが落ちるとは思うが、安定性を重視した。

 

タイヤは、中空ゴム小径タイヤから作成した「ゆとりペラタイヤ」を使用。ペラタイヤを自作する技術が無かったので、手軽に厚みが薄いタイヤを作成できるため採用した。

 

実際に、ゆとりペラタイヤで跳ね具合を確かめると、ノーマルタイヤより随分と跳ねないことが実感でき、手軽さの割りに効果が高いと思った。

タミヤ グレードアップ No.239 GP.239 中空ゴム小径タイヤ (ホイール付) 15239

 

制振性を向上するために、フロントヒクオを採用した。初めての作成であったことと、変体フレキとしたシャーシにどう載せるか悩んだ末、このような形状となった。

 

普通であれば、前輪のすぐ後ろを叩くものと思われるが、このフロントヒクオでは、モーターの前あたりのシャーシを叩く構造となっており、前輪の振動をフロントヒクオのマスダンパーで制振し、後輪の振動をフロントヒクオの開閉で制振する狙いである。

 

このため、前から着地する際の制振性は低めと思うが、フロントの衝撃は変体フレキによってカバーされる思惑があった。

 

たからばこセッティングの実現として、リアにはゆとりピン打ちを採用した。ピン打ちを行う技術力が無いが、モーターピンを使用して軽量化と強度を確保したい目的のためである。

 

セッティングすると、ピンが垂直ではなく(想定外であったが・・・)、ごく僅かなに斜めとなったため、通常時に接触するローラーは下段のみとなっている。

 

僅かに傾いた場合に上段ローラーが効くため、これはこれで抵抗が少なくなって良いと判断した。

 

このマシンには、岩山ヒーローさんのブログ

一走入魂 ~ミニ四駆 爆走ファミリー~

でご紹介されている変体フレキを採用している。ありがとうございます!

 

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変体フレキにより、硬いARシャーシが見事にくねくねに捩れる。

 

斜めに着地した際に、この捩れによってビタッと接地してくれることを期待した。

捩れの際にプロペラシャフトのずれがどれほどのものかが気になったが、作成してスイッチを入れた状態で捻ってみても、想像していたより異音はしなかった。

 

変体フレキのサイドを繋いでいるバーは、捻れる際に距離が伸びても縮むことは無いと判断し、バネを採用せず、スペーサーと一部だけゴムチューブとしている。

 

バーはシャーシを切削することで下部に装着し、低重心化を狙った。

 

こうして、出来上がったマシンは、抜群の安定感で初の1次予選突破をもたらしてくれた。

 

二次予選はというと、速度負けであった。

ゆとりペラタイヤではグリップが高めのため、ワイドトレッドであると速度が落ちるのかもしれない。

 

まだまだ超えるべき壁は高かった。

 

この大会を通して、いろいろな改造に挑戦して、大変楽しく成長できたと思う。

 

次回のマシンの記録↓

www.rockymini4wd.net

 

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