Rockyのミニ四駆はどこまでも☆

ミニ四駆を覗く時、ミニ四駆もまたあなたを覗いているのだ

19mmローラーピボットバンパーの自作

ジャパンカップ2018に参戦するにあたって、ロッキングストレート対策としてピボットバンパーの製作に挑戦した。

 

結果は出せていないので、良し悪しは不明だが、何かしら役に立つこともあるかもしれないと思い、オリジナルのピボットバンパーについてご紹介させていただこう。

 

ジャパンカップ2018に参戦したマシンの紹介はこちらから

www.rockymini4wd.net

 

作成にあたり、以下の点をテーマとした。

  1. 19mmローラーを装着できること
  2. 前からの衝撃を逃しやすいこと
  3. 通常のコーナーでは稼動しないこと

1.ロッキングストレートの段差を越えるには、径の大きいローラーのほうが良いと判断した。そこで、19mmローラーを装着できるものを作成することにした。

 

2.ロッキングストレートの衝撃は横からよりも前からの方が大きい。前からの衝撃を逃しやすい構造を目指した。

 

3.通常のコーナーで稼動すると、マシンが外側に向いてしまい遅くなると思い、ロッキングの障害に当った際と、コーナーに侵入した瞬間にのみ稼動する構造を目指した。

 

これらを踏まえ、作成したのがこちら

 

f:id:rockymini4wd:20191225221725j:plain

 

二つに切断した直カーボンを、2枚のカーボンリヤワイドステーで挟んだ構造。衝撃に反発する動力は19mmローラー用のゴムを2重にして取り付けている。

 

タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツシリーズ No.499 GP.499 HG カーボンリヤワイドステー 1.5mm 15499

 

 

 

支点をかなり内側としたことで、前からの衝撃を後ろへ受け流しやすい狙い。

 

f:id:rockymini4wd:20191225221701j:plain

(実際にはゴムがかかったまま稼動するが、稼動時の写真を撮るために外している。)

稼動した際の車幅は1~2ミリしか短くならないようだ。

 

全て製品の既存の穴を使用するため、精度の問題に悩まずに済んだ。

 

真横からの力では稼動せず、稼動していない場合は直カーボンがしっかりと挟まれているため、スラストが抜ける心配も無かった。

 

ゴムの装着は、直カーボンが無い状態から、マシンに取り付ける支柱側から通して装着し、その後に横からゴムを通すように直カーボンを差し込んだ。

 

f:id:rockymini4wd:20191225221748j:plain

マシンに取り付ける支柱側から撮った写真。

 

下から、カーボンリヤワイドステー、直カーボン、カーボンリヤワイドステーで、1.5mm×3=4.5mmの厚みとなっており、重さは無視して頑丈さを重視した。

 

支柱の部分は、上下のカーボンリヤワイドステーの間の隙間を埋めるように1.5mm厚のカーボンを接着している。

 

また、直プレートが逆方向に稼動しないように、上下のカーボンリヤワイドステーの中央あたりに、直プレートの端に沿うように端材を接着している。

 

f:id:rockymini4wd:20191225221811j:plain

マシンに装着した際に正面となる方向から取った写真。

 

ゴムが擦り切れるのを防ぐため、ゴムの触れるところは角を落としている。

 

作り終えて、弱点を考察した。

 

稼動した際に19mmローラーがタイヤにぶつからないように、マシンから前のほうに装着する必要がある。これはリヤを長くできないといった影響があった。

 

想定よりも、稼動時に車幅が縮まなかった。ロッキングストレートを抜けるには車幅が広すぎたように思う。

 

最初から車幅を狭くしておくように、ローラー取り付け位置を変えるか、17mmローラーとしたほうが良かったのかもしれない。

 

そして、4.5mmという厚みがあるため、ローラー位置が高くなり、また、重いこともあって、重心も高くなったように思う。

 

オリジナルバンパーの製作は、結果はともあれ、とても楽しい経験となった。

 

これからもめげずに挑戦したいと思う。

 

ブログランキングに参加しています。

クリックにて応援をどうぞよろしくお願いします。