ジャパンカップ2018
真駒内セキスイハイムアイスアリーナで開催された北海道大会に参加した際のマシンを記録したいと思う。
コースのコンセプトは原点回帰。1988年のジャパンカップ第1回公式コース「ウルトラ グレート ダッシュサーキット」がベースで、現代仕様にアレンジされた高速サーキットであった。
中でも、コース壁にかまぼこ状の突起物が設置されたロッキングストレートを、スピードを失わずに通過するにはどうしたら良いかが課題であった。
そこで、注目されたのがピボットバンパーであった。
ピボットバンパーはスライドバンパーと異なり、バンパーが円を描くように斜め後ろに可動する。
これにより、ロッキングストレートの突起に当った際の衝撃を後ろへ受け流すことができ、前からの衝撃を受け流しにくいスライドダンパーよりも適しているため、ピボットバンパーが今回で流行を迎えた。
レーサーが工夫を凝らし、実に多種多様な種類のピボットバンパーが生まれた。今年のジャパンカップを通して、大いにピボットバンパーの研究が進んだと言えよう。
前回の公式大会では、私のマシンは「くの字」に曲がって戻ってきた。
前回の記録はこちらから
今回は、そんな悲劇が起こらないよう、マシンの堅牢性を高めて挑んだ。
こちらがそのマシン
ロッキングストレートの衝撃を考慮して、変体フレキではなく、正転AR(海地さんのARシャーシ講座の動画を拝見して肉抜きしたもの)とした。
タイヤはゆとりペラではなく、ローフリクションのペラタイヤを作成。
大径ローハイトであり、タイヤ径は29mmとかなり大きめ。
これは、モヒカンストレートを車高を上げることでスムーズに通過することが目的であったが、数ミリの差はモヒカンの高さの前では無力だったように思う。
ロッキングストレート対策として、フロントにはオリジナルのピボットバンパーを装備した。コースの継ぎ目やデジタルカーブで有利と思い、19mmのローラーを装着できるピボットバンパーである。
リアには、ロッキングストレートをスムーズに走るため、ニャンたろうさん考案のイチハチピボットを装備した。衝撃を後ろへ受け流す機構がピカイチと思う。
これらのバンパーについては、後日ご紹介したいと思う。
フロントのオリジナルピボットバンパーの可動域を確保するため、フロントバンパーを前に装着する必要があり、そのためリアバンパーを詰める必要があった。
そのほかには、手作業でざぐり加工したマスダンパーを装着した。
ボディは初の実車系の、TRFワークスJrを載せた。時間が足りず、シャコタンにできなかった点が心残りである。
こうして挑んだジャパンカップ北海道大会。何度挑んでも、スタートラインに立つ時にはどきどきが止まらない。
良い走りをしてくれる期待を胸にいざスタート。
しかし、1次予選は慣らしていないHD3モーターのためか、速度負けであった。
やはり、上手にモーターを慣らしている他の選手には、速度負けしてしまう。そこで、急遽スプリントダッシュモーターを買って交換し、2次予選に挑んだ。
速度が伸びない。おかしい。
帰ってきたマシンには、前輪が無かった!
初歩的なミスである。もし他の選手のマシンを外れたタイヤが妨害していたとしたら、本当に申し訳ないことをしたと思う。
堅牢性を高めたつもりであったが、詰めが甘かった。ホイール貫通はしていなかった前輪が、ロッキングの衝撃で弾け飛んだのであった。
下は、その衝撃で曲がったシャフト。
北海道大会に同行してくれた先輩と、快くサインをくれた、かえちゃんに感謝を申し上げる。
北海道大会の雰囲気が分かる、かえひろみさんの動画をご紹介します。
【ミニ四駆】ジャパンカップ2018北海道遠征!【mini4wd】
最近は、秋も深まり、寒くなってきた。私は風邪を引いてしまった。
皆さんも季節の変わり目、どうぞご自愛ください。
次回のマシンの記録↓
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